カウンターキッチンは開放感が強く感じられるのがメリット
キッチンとダイニングスペースの中間部にカウンターが設けられているタイプのキッチンをカウンターキッチンと呼び、アイランド型やペニンシュラ型など選べるタイプも増えていますが、タイプに関わらず共通しているのは壁が存在しないため、開放感が強く感じられるというメリットです。
従来のキッチンでは、キッチンシステムの前に立ち調理をしている際常に壁の方を向いて作業に当たっているのでリビングの様子を目にする事が難しいものの、リビングの方を向いているカウンタータイプであれば常に視界の中にリビングの様子が入っているため、キッチンで作業をしていてもテレビやリビングの窓越しに風景が見られます。
もちろん、リビングで過ごしている際にも壁で仕切られていない状態でキッチンに至るまで空間が広がっている様子が感じられるので、過ごす場所に限らず室内空間が広く感じられます。
家族団らんが楽しめる
そのため、カウンターキッチンは単身世帯用の物件であっても空間が広く感じられ有効活用できるという魅力がありますが、家族で生活している方においては開放感と共に家族団らんが楽しめるというメリットもあります。
キッチンスペースとリビングの間に壁があると、双方の部屋で過ごしている家族同士が会話などのコミュニケーションを行う事が難しくなるものの、カウンターキッチンであれば同じ空間内で過ごしている様子になるので、料理の手を止める事なく作業をしながら家族団らんも楽しめます。
そして、備わっているカウンターはダイニングテーブルとして使用できるため、ダイニングテーブルを設置するスペースを確保しなくても良く、室内空間が広く利用できるようになりますし、完成した料理を目の前のカウンターに置けるのでダイニングテーブルまで運ぶ作業も解消され、配膳や食後の後片付けが快適です。
キッチンの様子が外部から見えやすい、香りや煙が広がりやすい等のデメリットもある
こうしたメリットが多々あり、キッチンはもちろん室内全体がお洒落な雰囲気になる特性からカウンターキッチンは高い人気を得ていますが壁が無い事によって調理器具や食器類、キッチンの全体が見えやすくなる点がデメリットに感じられる事例もあります。
また、リビングスペースに身を置いているように開放的に調理が行えるという事は、調理時に発生した香りや煙もリビングスペースに広がりやすいので、カウンターキッチンを導入する際にはダクトを長く伸ばした換気扇も合わせて導入する事になります。
キッチンの様子が外部から見えやすい様子や香りや煙が広がりやすい様子は仕切りや換気扇の設置で解決できますが、抑えておくポイントとして認知しておく事が大切です。
