成功するお金の話

リフォーム費用と言っても内訳や明細を見てもピンとこない方がほとんどです。
ですが、ただ総額を知るだけでなく、内訳や明細を見て工事の内容を知ることが大切です。

STPE.1 見積書の「内訳」を確認しよう!

どんな工事にいくらかかるのかを知ることができるのが、見積書の最初のほうに記載される「内訳」です。

以下の表にあるようなものが一般的で、工事が行われる順番に並んでいますが、それぞれの工事の内容は以下に示すとおりです。また、金額は材料費と施工費を含んでいます。

工事費内訳例

STPE.2 「明細」で設備の価格をチェック!

見積もりの「内訳」を見ただけでは見積もりを検討したことになりません。内訳の後に続く「明細」をチェックしましょう!
では、「明細」ではどんなことがわかるのでしょうか?

見積明細書ではどのような工事をどのような材料、設備を使っていくら掛かるのかが分かります。
リフォーム工事の見積明細書は、通常上記のような形をしています。
これにより、どこにどんな材料を使うのか、その材料はいくらなのか、キッチンやバスのメーカーや商品名もわかります。
予算オーバーになってコスト面を検討する場合はこの明細を見て、材料を変更したり、工事の面積を減らしたりと調整します。
見積明細書には日常なじみのない専門用語も出てくるため、理解しにくい部分があると思いますので不明点はしっかりと説明して頂きましょう。

STPE.3 見積りに出てこない費用を知ろう!

リフォームするときにかかる費用は工事費だけではありません!
大規模リフォームだと工事期間中の仮住まいの家賃、引っ越し費用がかかります。
また、いざ着工し床や壁をはがしてみたら、予想以上に内部が腐食していて、見積もり通りいかないケースもあります。
どんな費用がかかるか、まずは知っておきましょう。

工事請負契約の印紙代

契約書に印紙を貼ることによって印紙税を支払います。金額は、請負代金1万円~200万円以下が200円、200万円~300万円以下が500円、300万円~500万円以下が1000円、500万円~1000万円以下は5000円、1000万円~5000万円以下は1万円   (国税庁より)

近隣挨拶の手土産代

工事が始まると騒音などで近隣に迷惑をかけることになるので、着工2週間くらい前までに、工事の内容や工期について説明に行きましょう。その際に1戸あたり500円程度の手土産を持参

仮住まいへの引越し代

住みながらではできない大規模リフォームの場合に。

20万円~30万円は必要、事前に引っ越し会社に見積もり依頼を

不要品処分費

リフォームや引っ越しは、いらないものを処分するチャンス。粗大ゴミに出すと1つ200円くらいからで、サイズに応じて高くなります

仮住まい家賃

リフォーム期間中の家賃。地域や住戸の広さによるので事前に賃貸の不動産会社に確認を

トランクルーム代

仮住まいに収納しきれない荷物の保管に。料金は会社やスペースによるので、インターネットなどで確認を

職人さんへの茶菓子代

時々は職人さんをねぎらう意味で、お茶や果物、お菓子を持っていきましょう

追加工事費用

多額になることもあるので、後であわてなくてもすむよう追加工事も必ず見積もりをもらっておくことが大事。

家具・カーテン・照明器具代

好みで価格も違ってきますが、事前にインテリアプランを練って、商品を選んでおきましょう

住宅ローンの諸費用

金融機関への手数料(3万円程度~)、火災保険料、保証料などは借入額によって異なります

POINT.1 見積書の「内訳」をしっかり確認しよう!

POINT.2 明細も細かく把握しよう!

POINT.3 見積書以外の費用を事前に知ろう!

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