意外に難しい車椅子の方々のためのバリアフリーリフォームとは

こんにちは、江東区のリフォーム会社 双美堂の高橋です。
いつもお読みいただきありがとうございます。

今日はバリアフリーリフォームついて書きます。

私たちが車椅子のためのバリアフリーのリフォームを考えるとき、設置するアイテムから考えがちでは無いでしょうか。スロープを設置し、段差を無くせば完璧だ…といった感じにです。
しかし、実際にはそれだけで十分とすべきではありません。そこで、ここでは車椅子の方々のためのバリアフリーリフォームを例に取って考えてみます。

車椅子は操作が大変

車椅子は手動と電動がありますが、建物のリフォームを考える場合は手動を前提とすべきでしょう。そのため、まずは手動車椅子について知らなければなりません。
実は、手動の車椅子は操作が大変でまさに「筋トレ」そのものとも言うことが出来ます。自分と車椅子の重量を腕力だけで進める訳ですから、相当の筋力が必要なのです。ですから、リフォームを検討する場合には「車椅子の操作の大変さ」を知っておくことが重要なのです。

廊下の幅に注意

車椅子の大きさはカタログなどを見れば調べることが可能です。そして、廊下の幅は車椅子の大きさに合わせれば良い…と思われるかも知れません。
しかし、車椅子は単体で動かすだけでは無く、介助者が押す場合もあります。そのため、幅には余裕が必要なのです。
また、車椅子は左右に曲がるとき、あるいは180度ターンをするときには、旋回するためのスペースを考慮して廊下を決めるべきです。

スロープはどうするか

車椅子は段差を乗り越えることが困難であるためにスロープが不可欠です。ただ、スロープにも角度と長さに対する配慮を忘れてはいけません。
先にも挙げた通り、車椅子の操作は筋トレそのものです。そのため、勾配は楽に登れる角度を考えなければなりません。また、距離が長くなる場合には途中に休み場所の検討も必要です。

リフォームの計画は車椅子の勉強が必要

車椅子の操作について見て来ましたが、実際の操作を考えると、リフォームにも配慮が必要であることが分かったと思います。
より良いバリアフリーリフォームとするためにも、ぜひとも車椅子の研究をしてリフォームに臨みましょう。

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