メンテナンスとリフォームの違いはココ

新築時には快適に生活できていたマイホームは、年月の経過に伴い変化が起こるので快適性を維持すべくメンテナンスやリフォームを行う必要がありますが、一緒くたに捉えられる事例も稀有ではないメンテナンスとリフォームは実際には各々異なる特性を有しています。

メンテナンスは設備に不具合が生じたり破損した時に修繕する施工で、新築時に導入した際の機能を元通りにする事を指します。

つまり、住宅の維持に際し求められる最低限の対処をするのがメンテナンスであり、住宅の性能を現状よりも高める目的ではありません。

一方、リフォームは設備はもとより間取りに至るまで変更したり最新設備を導入する事により、現時点の暮らしに応じた住環境に改良する事です。

住宅が有している性能を新築住宅と同等の最新の性能にまで引き上げる事もできるため、同じ住宅でありつつもリフォームの施工前と施工後で生活に関する快適性を大幅に変更させられます。

特に嬉しい変化が感じられやすく人気が高いのが断熱リフォームであり、住宅の断熱性能の向上させる事によって室内空間の室温が大幅に改善されるので、気温が低くなる冬場でも室内が尚一層暖かくなりますし、保温力も高まるため暖房に要する電気代や燃料代が抑えられ節約にも繋がります。

こうした差異があるため、住宅に施すべき工事が決められないという事例では住宅に求める目的を明瞭にすると選ぶべき選択肢が見つけられます。

また、家具や家電に耐久消費財という交換に適するタイミングが存在しているように住宅に導入されている設備に関してもより良いタイミングがあるため、各設備のタイミングを基準にしてメンテナンスもしくはリフォームを選ぶのも良い方法です。

築5年と築10年ではメンテナンスが適しており、築5年では細部の汚れや破損を修繕し築10年では浴室やキッチン、トイレなど水回りを中心とした修繕を行います。

そして、築15年ではリフォームを検討し給排水設備や物件の土台など普段目に見えない部分の確認や増改築を行いましょう。

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